ザーレさん :ありぃの髪、さらさらできれいだよね。
ずっと触ってても飽きないし、
透きとおる銀色、ずっと見てても飽きないよ。
オーデルさん:えへへ。でも、変な色ですよね。
他に誰もいないじゃないですか。
ザーレさん :ええぇ、いいよ、他の誰とも違うって、
すごくいいと思うけど。
オーデルさん:そうですか? わたしは、みんなと同じが
いいなって思います。
みんなみたいに、魔法がうまく使えたら、とか。
それに、
ザーレさん :それに?
オーデルさん:みんなみたいに、おもらしとかおねしょとか、
しなければいいのに、とか、、、
ザーレさん :そっか。人と同じことができない、って、
感じてるの?
オーデルさん:はい、
ザーレさん :髪下ろしてるありぃって、めちゃくちゃ
美人さんだよね。
オーデルさん:は、はい!?
ザーレさん :わたしは、ありぃが他の誰より
すてきに見えるときがあるんだ。
髪を下ろしてるときもそうだし、
おしっこしちゃって、きゅうって顔、
してるときもそう。
オーデルさん:ちぃ、、、
ザーレさん :ありぃが自分のことをどう思ってるか、
わたしには分からないこともあるけど、
わたしは、その、ありぃのこと、
とってもすてきだって、思ってるから。
オーデルさん:ちぃ、ありがとうございます。
ザーレさん :髪下ろしてるありぃ、ほんとにきれい。
髪下ろしてるとこ見られるの、わたしだけの
特権だから。だから、他の誰にも、
見せないで、ね。
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