ザーレさん :だいぶ熱も下がったみたい。
これなら明日からは、授業にも出られるんじゃないかなぁ。
オーデルさん:ありがとうございます。ちぃ、ずっと看病してくれて。
ザーレさん :ありぃが辛そうだと、わたしも辛いもん。
オーデルさん:ちぃ特製のハーブティ、とってもよく効きました!
ザーレさん :でしょ? ちょっとおトイレ近くなっちゃうのが
難点だけど。
オーデルさん:でも、それも、ちぃが、、、
ザーレさん :この数日ですごく上手になった気がする、おむつ換えるの。
オーデルさん:はぅぅぅぅ。
ザーレさん :あの熱だったらトイレ行くのも辛いでしょ?
ぐっすり寝てたほうが、治るのも早いよ。
オーデルさん:その間、ちぃがぜんぶ、おむつ、換えてくれて、、、
はぅぅ。
ザーレさん :なんならありぃ、これからもおむつにする?
オーデルさん:えええ!?
ザーレさん :そしたらベッドも濡らさなくてすむし、
授業中に恥ずかしい思いもしなくてすむよ。
オーデルさん:おトイレ自分で行きますぅ!
ザーレさん :ごめんごめん、冗談だよ。
オーデルさん:ちぃ、いじわるですぅ。
ザーレさん :ごめんごめん。さ、明日のために早く寝よう?
今夜はおむつ、する?
オーデルさん:あ、その、し、します。
ザーレさん :(ありぃ、かわいいなぁ。わたしのほうが
おむつ換えのとりこになっちゃったかなぁ、、、)
*
拍手・感想をいただいています。
ありがとうございます。
とても素敵なお話でした。
降りしきる雪、来ないバス、仕方ない、飛び乗るタクシー、
ひと息つけばよぎる、雪の中の出来事。脱ぎ捨てたタイツ。
冷え切った体を震わせる、二度目の熱。
せっかく乗ったのに、でも、もう。
もう雪はヤだ!
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