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ブログ・おもらし抒情

おしっこは我慢するけど 言いたいことは我慢しません。

スカートの重み。

秋ですね。
赤や黄色に色づく葉は、
もう散ってしまうことを知っているようで、
だから秋は淋しいのだと、
少女のなで肩のセーラー服。
さすがにタイツ、セーター、
あるいはブレザー、どれもしっとりと重く
温かそうで、冬服への衣替えも
済んだのでせう。



あの子、まだ夏服着て、寒くないのかな。
すれ違いざまひそひそ。
別にいいじゃん、冬服なんて着なくていいし、
どこか、注目されている優越感、を感じて。
なのに。
まさか。
風の強かった日、
やけに長いホームルームのあいだ、
ずっと、がまんしたのに。
がまんできたのに。
かけ込んだおトイレ、下着を下ろして、
座る、まぎわ。
だめ、っちゃ、
そんな、声とともに、
おしっこが出てしまって、
とっさにスカートをまくりあげたけれど、
そこにはくっきり、おおきな染み。
どうしていいか分からなくて、
わたしは、蛇口をひねってじゃあじゃあ流れる水を、
両手ですくってスカートにかけた。
なんて言いわけするつもりだったのか。
次の日。
冬服のスカートを穿いた。
おしっこスカートは、飲み物をこぼしたことにして、
クリーニングに出してもらった。
裏地の付いた冬スカート。
肌の上の重さ。
風のない、晴れた日。



拍手をいただいています。
ありがとうございます。

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涼風の吹く。

朝夕、めっきり涼しくなった。
彼岸花はもう見かけぬ。住宅の間の花壇には
コスモスなども揺れているだろう。
秋は、知らぬ間に訪れている。
 こう涼しいと、からだも冷える。
女性、特にスカートの学生さんなどは、
文字通り、肌で冷えを感じるであろう。
そろそろ、タイツなんてを穿きだす娘さんも
出てくるのではないか。
 体が冷えれば、お手洗いも近くなる。
年頃の娘さんにとって、これは重要な問題であろう。
あたたかなタイツなどで、しっかり対策をして
ほしいものである、などど、ひとごとながら考えていたら、
さる方から、女学生さんのタイツは、
寒さ対策だけでなく、そのしたに、万が一のために
着用したおむつのふくらみを隠す意味もある、
と伺い、たいそうびっくりした。
スカートとタイツのしたに、我々には計りしれぬ秘密を
女学生さんは隠しているのだと、
知らぬ間の秋の到来に、驚かされるように。

嘘である。



拍手、感想をいただいています。
ありがとうございます。
黒沢さん&高倉くんのお話、
気に入って下さりありがとうございます。
高倉くんはいまのところ弊サイト唯一の
男の子おもらし担当(?)ですので、
今後もし続編があれば、やってくれる可能性は
十分にあるかと(笑)
このお二人には、ちょっと色気のある、
甘いおもらしのお話をつくっていってほしいなぁ、
など、わたしも楽しみつつ。
ありがとうございました。

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あなたのおうちは。

さて静かに秋は近付き、空が高くなる。
もう冷たい風が降りてきて、
こがね色、と言うのは少し大げさな
空き地の草むらを抜けていく。
白い猫が1匹、黒い猫が2匹、
背すじを伸ばしてやわらかそうに
佇んでいて、
デニムの長いスカートと、
青い大きいマフラーと、
白いニットキャップの彼女が、
少し離れたところにしゃがんで、
猫たちを見つめている
まぼろしを、わたしに呉れた。



草むらにしゃがんで、
猫を見ている。
やわらかそうで、あったかそうだと思う。
近づいてきてくれたらな、
って思うけど、思っているだけのひとのところには
あんまりこないって、思う。
にゃお、にゃお、にゃあご。
目を細めると笑っているように見えて、
開いた口から覗く歯は、かっこいい。
膝が疲れて、いっそ、
ごろん、ってしちゃおうかなぁ。
やなことがあったんだ。
いいよね。
わたしはしゃがんだまま、
すっかり冷たい風がおなかのなかに溜めていった
ちくちくするかたまりを
逃がしてやった。
いいよね。
やわらかくて、あったかくて。
にゃお、にゃお、にゃあご。
草むらにしゃがんでいるだけ。
猫を見てるだけ。



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ありがとうございます。

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ソコハカトナク。

いまだ梅雨明けの報は聞かれず。
しとしとと。
灰色の長いカーディガンを着こむ
女生徒さんとすれ違い。
冷え症なのかしら。
などと。
しとしと、
ぼんやり、お祭りの提灯が灯っている。
どこからか、蚊取り線香のにおいがする。
夏の前の、雨の日。



ほとんど、満員の電車。
わたしは、3両目の2番目のドアの、
進行方向向かって右の、座席の端に立つ。
席には、サラリーマン風の男性が座っていて、
彼は、次の駅で降りる。
ある程度同じ電車に乗っていると、
顔と降りる駅だけ知っている人物も、
ずいぶんいるのだ。
さて、予定通り彼は降り、
かわりにわたしが座る。
あとは座席の端にもたれ、
終点まで、ひとときの朝寝をする。

ソコハカトナク。

人と雨のにおいに交じって、
もうずいぶん感じていなかった、
においがする。
なんとはなしに、目を開ける。
それとなく、首を傾ける。
椅子の端、ひとつ隔てた向こうに、
きゅう、小さくなって、
制服姿の女の子が立っている。
顔は見えない。
ボブ、と言うんだっけ、
くびすじあたりで、きれいにそろえられた
黒髪が揺れる。
わたしは、慎重に息をする。
座席の端の、壁一枚隔てた向こうに立つ
女の子は、
人と雨のにおいに交じって、
確かに、おしっこのにおいがした。



拍手をいただいています。
ありがとうございます。

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もうそうなんだけどさ。

雨が降っています。
傘をさした制服姿の女生徒さんが、
とぼとぼ歩いています。
黄昏の雨の中、
紺色の制服と白いブラウスのコントラストが
美しいですね。
湿ったにおいがする。
美しいですね。



なんとかワンピース、って
言うのかしら。
若者の服装で、
長めのトレーナーとかで、
その下にすぐふとももが見えて、
一瞬、下衣穿いてないんじゃないかと
おもうやつ。
もちろんショートパンツとか
穿いているんだろうけどさ。
あれさ、
上濡れなければ、
おもらししてても分からなくない?
なんてさ。
妄想なんだけどさ。
おもらししちゃったけど
何食わぬ顔して歩いている子とか
いないのかしら。
いないか。
そんなことを考えつつ歩くまちかど。
あー楽しいあー楽しい。



拍手をいただいています。
ありがとうございます。

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