短編に一作
『花ふぶき、風のなか』
を追加いたしました。
いつぞや、次回更新は必ず水源のアリエ第五話を、
などと申しました気がいたしますが、
入学シーズンのお話を思いつき、
先にこちらを書いてしまいました。
水源のアリエもちゃんと書いていますよ!
ほんとだよ!
今回のお話は、
「ほんの一回のつもりで、あるいは切羽詰まって
どうしようもなくしてしまった行為が、
だんだん習慣になってしまって、、、」
という流れにわたくしとてもエロスを感じまして、それを、
「偶然借りたトイレが、いつの間にか習慣になり、
トイレを借りずにはいられなくなってしまった」
というかたちに落とし込み、下敷きにいたしました。
学校帰り、我慢できずに物陰でおしっこをしてしまい、
それからその場所を通るたびにおしっこがしたくなる、
的な。そういうお話でもよかったじゃないか。
あとは、春らしく、ちょっと不思議なお話に
してみたいな、という思いもありまして。
お気に召してくだされば幸いです。
*
拍手・感想をいただいています。
ありがとうございます。
まさに、万物流転。
まぼろしの少女と、確かにそこにある水たまり、
どちらが夢で、どちらが現か。
少女の夢は、確かな染みを生み、けれどやがて
それも消える、そんな思いを語ることを、
抒情と呼べたら、などと。
ありがとうございました。
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