久しぶりに、児童書紹介に一冊、
『月のさかな』
を、追加いたしました。
いたしました、のです、が。
がが。
紹介しようかどうしようか、
かなり迷いました。
不安とも、憂鬱ともつかない、
中学1年生の少女の気分を、
抒情的な筆運びで描いた一冊で、
物語の序盤に、友人がトイレ我慢について
話す場面があります。
ほんの2、3行ですし、その後特に本編に
かかわる内容でもないので、
「おもらしを扱った児童書」に、
はたして当てはまるかどうか、だいぶ悩んだのですが。
ががが。
その、友人の話の内容と言うのが。
「テスト中、トイレに行きたくなり、
なんとなくからだを揺らしていたら、
だんだん気持ちよくなってきて、
止められなくなった」
と、言うもの。
この話を聞いた主人公は、
「わたしだったら恥ずかしくて、
そんなこと人には言えない」
と、感じます。
たったそれだけのやりとりなのですが。
がががが。
「テスト中、おしっこを我慢しながら
気持ちよくなっちゃう中学1年生の女の子」
を、描いているとすると。
すごいぜ児童書。
もし、お読みになられた方がいらっしゃいましたら、
ぜひ感想を伺ってみたいと思います。
わたしの勝手な思い込みのような気もしなくもない。
*
拍手をいただいています。
ありがとうございます。
PR