予定より短編の更新が遅れてしまいました。
今週末にはたぶん間にあいます。
いましばしお待ちください。
「もぉ、人を待たせちゃだめですよ!
おトイレ待たされるのって、ほんとに辛いんですから」
さすが、実感こもってますね。
「こっちはもうぎりぎりのところで待ってるのに、
だからってせかすのもなんかかっこ悪いし、
ほんと、待つのつらいです」
ちなみに、間にあわなかったらどうするんですか?
「えええ~。それはもうしょうがないじゃないですか」
しょうがないって?
「場合にもよりますけど、間にあわなくったって
いずれにせよおトイレには入らないといけないから、
前の人が出るの待ちます。
すごい気まずいんですよ、”え、漏らしちゃったの!?”みたいな
表情されるの。
もうこっちも作り笑いですよ、てへへ~、って」
大変だ。
「できればそっとしておいてほしい、っていうのが
正直なとこです。
ときどき、すごい優しい人もいますけどね」
たとえば?
「中学の時、ショッピングモールでおもらししちゃったこと
あるんです。友達と買い物行って。
やばい、って思ったんですけど、おトイレまで間にあわなくて、
おむつしてるから大丈夫かなー、って思ってたら、
その、けっこう染みてきちゃってて、
おしりとか濡れちゃってる感じで。
さすがにこれじゃ歩けない、って思ってたら、
どこかの店員のお姉さんが、”こっちきて”って、
お店の裏に通してくれて。
で、しかも、新品のパンツと下着、くれたんです。
タオルとかも持ってきてくれて。
なんかもう、こんなに優しいひとがいるんだ! みたいな」
それはいいですね。
間にあわなかったけど、いいこともあったんだ。
「予定は守ったほうがいいと思います」
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