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ブログ・おもらし抒情

おしっこは我慢するけど 言いたいことは我慢しません。

魔法学校女子寮より。33

ザーレさん :ごめん、ありぃ、先トイレ寄らせて!

オーデルさん:あ、はい!

ザーレさん :おしっこ、おしっこぉ、ん~~!

オーデルさん:あ、あの、ちぃ。

ザーレさん :ありぃ、、、そんな顔しないでよ。
       別にありぃのせいじゃないんだし。

オーデルさん:ちぃ、たくさんお願い事されて、お仕事抱えて、
       おトイレ行きたそうって、分かってたのに、
       わたし、何もできなくて。

ザーレさん :別に、自分で背負いこんでるんだから、
       ありぃがそんな顔しなくたっていいでしょ。
       それに、どうせわたしがやるしかないんだから。

オーデルさん:そうやって、また一人で抱えて。

ザーレさん :誰かに頼むより、自分でしたほうが早いし。

オーデルさん:でもそれで、ちぃがおトイレ行けなくなっちゃうの、
       わたしは、イヤですぅ。

ザーレさん :そんなこと言われてもさー。

オーデルさん:わたしは、誰かにお願いしたり、頼んだりするの、
       すごく怖いですぅ。嫌な気持ちになったらどうしようとか、
       負担に思ったらどうしようとか、そんなことばかり、
       考えてしまうから。
       でもちぃは、きちんと頼むことができますぅ。
       すごく勇気があるなぁって、いつも思いますぅ。

ザーレさん :ありぃ、、、

オーデルさん:だからきっと、もっと頼って、ちぃの重荷が
       減ったらいいって、思うんですぅ。

ザーレさん :なるほどね、ありがと。ありぃ。

オーデルさん:わたしには、何もできないから。

ザーレさん :そんなことないよ。ありぃ、じゃあさっそく、
       頼っていい?

オーデルさん:は、はい。なんですか?

ザーレさん :替えのぱんつ、持ってる?
       あったら貸して! 洗って返すから!

オーデルさん:はい、もちろん持ってますぅ!
       洗わなくてもいいですぅ、ちぃのにおい、大好きですから。

ザーレさん :いや、おかしいからそれ!



拍手・感想をいただいています。
ありがとうございます。
ふんどし。素晴らしいアイディアと思いました。
オーソドックスな六尺でも、今風のショーツと見紛うものも、
いずれにせよ、一枚の布が下着になる、というのは、
とても良いです。ぜひ、登場させたいと思います。
女の子の下着がすべてふんどし、なんて熱い世界(笑)

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おもらし幻想。

入梅。続く雨。
窓越しの洗濯物。
ショートパンツ、ストッキング、
それから。
確か、中学生くらいの女の子がいる。
罪悪感、速足。
傘を打つ雨の音。



もやもや考えていること。
 実生活において、憧れのおもらしに
遭遇できる場面はまずない。
その意味において、おもらしは幻想である。
だが、自身の経験の中で、
おもらしをしたこと、あるいはおもらしを
しそうになったことは、
きっと皆無ではないだろう。
だとすれば、もしかしたら。
超能力、魔法、巨大ロボット、
それらはみなおそらく実在せず、
その意味において幻想である。
しかし、それら幻想の物語は私たちのまわりにあふれ、
わたしたちはそれを享受する。
幻想であること、実在しないことは、
物語を享受するうえで妨げではない。
ならば、おもらしはどうか。
限りなく幻想であるが、自身の経験から、
それがまったくの絵空事ではないことを
わたしたちは知っている。

実在するのに、おそらく決して手に入れられないもの。

巨万の富、天賦の才能、あるいは、人並みの幸福。
それらへの、数多の空虚な憧れ。
おもらしも、またその一つなのか。
呪文を唱えることも、ヒーローに変身することも、
出来ないと、いつか知ったはず。
では、巨万の富は? 人並みの幸福は?
手に入れられると、どこかで願っているのか?
ならば、おもらしは?



拍手・感想をいただいています。
ありがとうございます。
こちらこそ、励みになっています。
オーデルさんは実は、欲望に対して非常に素直、
というか、もちろん羞恥心やためらいはあるけれど、
「したいことは我慢せずにしちゃう」、
おっしゃるとおり、大胆で行動的な一面を
持っていたりするのです。
その点では、ザーレさんは常識人なので、
意外と葛藤があったりするんでしょう。
ふたりとも、私は大好きです。
もっともっとふたりの魅力を書きたいなぁ、
と、日々もやもや。

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魔法学校女子寮より。32のつづき

ザーレさん :どうやってしよっか。向かい合ってする?
       それとも横に並ぶ? 狭いかなぁ。

オーデルさん:向かい合って、、、は恥ずかしいですぅ。

ザーレさん :じゃあ並んでみる? それとも、、、

オーデルさん:はうぅ、もぉ、出ちゃ、、、あッ、

ザーレさん :ごめんごめん! じゃあ、向かい合って!
       ほら、しゃがんで!

オーデルさん:恥ずかしいですぅ、でも、もぉ、んんッ!
       、、、ご、ごめんなさい、ちぃ、いっぱい足に、
       飛んじゃっ、、、て、、、!

ザーレさん :大丈夫、このままシャワー、浴びるから。

オーデルさん:ちぃ、あれ?

ザーレさん :やだな、わたし、緊張してるのかな、
       うまく出てくれない。

オーデルさん:わたしだけしちゃった、、、恥ずかしいですぅ。

ザーレさん :わたしだってすごくしたいよ! でも、、、!

オーデルさん:ちぃ、普通におトイレ、使ってください。
       そうしたら、

ザーレさん :やだ! ありぃと一緒におしっこしたい。
       ありぃに、見てて、欲しい、、、

オーデルさん:ちぃ、、、大丈夫、ですぅ。

ザーレさん :ありぃ、、、あっ。
       そこにいたらいっぱいかかっちゃう!

オーデルさん:あったかくて、きもちいいですぅ。

ザーレさん :もぉ! へんたい! って、わたしもか、、、

オーデルさん:シャワー、出しますね。

ザーレさん :うん、、、パジャマもこのまま洗っちゃおう。

オーデルさん:はい。ちょうど、びしょびしょでしたから、、、

ザーレさん :ありぃは、おもらしのびしょびしょ、でしょ?

オーデルさん:はぅぅぅぅ。

ザーレさん :ごめんね、ありぃ。でも、すごくどきどきしたし、
       なんか、すっきりした。ありがと。

オーデルさん:わたし、ちぃの役に立てましたか?

ザーレさん :さっきも言ったでしょ、わたしは、ありぃが
       いるから頑張れる。いつもありがとね、ありぃ。

オーデルさん:ずっと一緒ですぅ、ちぃ。



拍手をいただいています。
ありがとうございます。

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魔法学校女子寮より。32

ザーレさん :ああぁ、うまくいかないことばっかり!
       ほんと、どうしたらいいのかなぁ!

オーデルさん:ぎゅうう!

ザーレさん :、、、ありがと、ありぃ。

オーデルさん:ちぃはがんばりやさんですから、ひとりで無理しちゃ
       だめですぅ。

ザーレさん :よく言われる。でもさ、誰かに協力してもらったって、
       うまくいかないことはいっぱいあるんだよ。
       だったら、ひとりで頑張るしかないじゃん。

オーデルさん:ちぃはいつだって精いっぱいがんばっていますぅ。
       わたしの、大好きなちぃですから。

ザーレさん :ありがと。ありぃがそう言ってくれるのはすごくうれしい。
       でも、何の解決にもならないんだよ。
       ああぁ、もっと強くなれたらなぁ。ルネ様みたいにさ。

オーデルさん:ごめんなさい、わたし、なんの役にも立てなくて。

ザーレさん :ごめん! 別に、そんなつもりで言ったんじゃないんだ!
       ありぃがそばにいてくれるから、わたし、頑張れるんだから。

オーデルさん:でも、それだけじゃ何の解決にもならないんですぅ。

ザーレさん :ああぁ、ほんと難しい! 結果は出さなきゃいけない。
       でも、結果を出す方法も分からない、力がない、
       わたし、どうしたらいいんだろ!

オーデルさん:わたしには、そばにいることしかできません。
       ちぃの悩みを解決することはできません。
       でも、わたしはいつだってちぃのそばにいます。
       ちぃの一番したいことを応援します。
       ちぃが、いま一番したいことはなんですか?

ザーレさん :トイレ行きたい。

オーデルさん:え、あ、わ、わたしも、なんですぅ。

ザーレさん :じゃあ、行こ。ありぃ、先でいいよ。

オーデルさん:ちぃが先でいいですぅ。

ザーレさん :一緒にしよっか。

オーデルさん:え!?

ザーレさん :シャワー室でなら、できるよね。

オーデルさん:で、でも、、、

ザーレさん :いつだってそばにいてくれるんでしょ?

オーデルさん:で、でもぉ。

ザーレさん :んん、わたしもう、我慢できないかも。ありぃは?

オーデルさん:わ、わたしも、出ちゃいそうですぅ。

ザーレさん :じゃあ、一緒に、いい?

オーデルさん:は、はい、、、



拍手、感想をいただいています。
ありがとうございます。
「前にお手洗いを借りに来た学生」、なるほど!
彼女ならやりそうかもしれません。
いまごろどうしているんでしょうかねぇ、、、
 ご存知の通り、ちょおのんびり更新ですので、
思い出したときにお顔を出していただければ
幸いです。

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更新のお知らせ。

短編に一作

『花ふぶき、風のなか』

を追加いたしました。
 いつぞや、次回更新は必ず水源のアリエ第五話を、
などと申しました気がいたしますが、
入学シーズンのお話を思いつき、
先にこちらを書いてしまいました。
水源のアリエもちゃんと書いていますよ!
ほんとだよ!

 今回のお話は、
「ほんの一回のつもりで、あるいは切羽詰まって
 どうしようもなくしてしまった行為が、
 だんだん習慣になってしまって、、、」
という流れにわたくしとてもエロスを感じまして、それを、
「偶然借りたトイレが、いつの間にか習慣になり、
 トイレを借りずにはいられなくなってしまった」
というかたちに落とし込み、下敷きにいたしました。
 学校帰り、我慢できずに物陰でおしっこをしてしまい、
それからその場所を通るたびにおしっこがしたくなる、
的な。そういうお話でもよかったじゃないか。
 あとは、春らしく、ちょっと不思議なお話に
してみたいな、という思いもありまして。
お気に召してくだされば幸いです。



拍手・感想をいただいています。
ありがとうございます。
 まさに、万物流転。
まぼろしの少女と、確かにそこにある水たまり、
どちらが夢で、どちらが現か。
少女の夢は、確かな染みを生み、けれどやがて
それも消える、そんな思いを語ることを、
抒情と呼べたら、などと。
ありがとうございました。

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