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ブログ・おもらし抒情

おしっこは我慢するけど 言いたいことは我慢しません。

五月の雨が降る。

静かな雨の日が続き。
白いブラウスを透明に濡らした傘のない
女学生さん方のはなやぎを窓ガラスの外
横目に見ながら。



思い出をひとつ、ひとつ引き出しながら、
あのころは楽しかった、なんて言うつもりもないけれど、
たとえばもう若くないだとか、
たとえばもうあなたには会えないだとか、
そんな、訪れてしまった今と、
訪れるかもしれない未来を、どこか、
降り続く雨に重ねて。



悲しいお話を書こうとは思わない。
悲しいのは好きでないから。
けれど、悲しみに打ちひしがれるあたしは、
気持ちがいい、なんて、五月のびょうき。
「病で余命いくばくの彼女と過ごす、
 さいごの時間。彼は、もうきっと
 自分では動けない彼女の、ぬくもりと
 心地よさを保つため、白い肌をそっと、
 優しく、拭く」
、そんな、ありふれた。悲しいお話。
そんな話を、書かずに済めばいい。
なんて、五月のびょうき。



空の色を見て、いちまい多く羽織って、
思ったより蒸しあついワ、ボタンを外して。
女生徒さんのスカートの中の湿り気を
思ったりして。灰色の空の色。
静かな雨の日が続き。



拍手・感想をいただいています。
ありがとうございます。
インナーパンツ(正式名称および、
正確な形状不明)、お話を伺うまで、
ほとんど意識したことがなく。
わたしの学生の頃はどうだったかなー。
みんな穿いてなかったんじゃないかなー。
もちろん見たことありませんけどー。
いやしかし、
制服おもらしを書く上で、
とってもイマジネーションがふくらむ
アイテムであることは確かです。
積極的に書いていきたい!

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更新のお知らせ。

短編に1作

『保健室の花子さん』

を追加いたしました。
前々よりやってみたいと思っていた
保健室おねしょのお話ですが、
展開がやや夢泉さんのエピソードと似通って
しまったかな、とも。



 構想の間、ツイッターで
「中高生では下着の上に
 インナーパンツ(正式名称不明)を
 着用していることが多いのでは」
とのお話を教えていただき、
取り入れてみました。
 スカートの下は下着一枚で、
インナーパンツ着用は少数派、
との思い込みがあり、
今までの作品でもインナーパンツを
描写したことがありませんでした。
 しかし、下着の上にもう一枚穿いている、
というのは、おもらしの様々な展開に
結びつけられそうな気がしていますので、
これからは積極的に使っていきたいぜ。
貴重な情報、ありがとうございます。



 おねしょ作品はいくつか書いていますが、
まだまだおねしょの奥深い魅力に迫りきれていないよう
感じています。
まさに、無限に広がる世界地図、なのです。



拍手をいただいています。
ありがとうございます。

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魔人とは。

例によっておもらしとは何の関係もないお話。



 魔人とは。
モレタ島の人間に、極々稀に生まれる、
常人をはるかに上回る身体能力を備えたものの呼び名。
 その出生率は極めて低く、数万人にひとりとも、
数十万人にひとりとも言われる。
 魔人の力は古来より、
ひと跳びで千の兵の頭上を越え
ひと突きで万の石の城を断つ
と言い表されているが、それはあながち誇張ではない。
 魔人がその力を振るう場は、
戦場において、同じく魔人と対峙したときのみであり、
戦場でなければ、その力を発揮することはない。
いや、発揮することが許されないのである。
その意味で、魔人が魔人として生きられるのは、
戦場だけなのかもしれない。
 魔人として生まれてしまった以上、
その卓越した身体能力ゆえ、他の人々と同様の
人生を送ることは叶わない。
通常の人間とはあまりに力が違い過ぎるからであり、
その力は、力を持たない者にとって、恐怖以外の
何ものでもない。
 魔人と分かれば即座に、専門の教育機関に
預けられ、力を制御する術を徹底的に叩き込まれる。
同時に、魔人としての倫理観とでも言おうか、
その力で決して人を傷つけてはならない、
その力ですべての人に奉仕しなければならない、
という絶対のおきてを学ぶ。
もしもこのおきてに反すれば、
その制裁は死をもって与えられる。
 この恐ろしい魔人を管理できるのは、
現在のモレタ島キシン共和国においては、
共和国議会のみである。
議会は、教育を修了した魔人を国家のものとして
所有し、
起こりうる有事に対しての切り札とするとともに、
国民への無言の圧力としている。
国に逆らうことは、魔人と敵対することに他ならない。
とは言え、現在の共和国は、よほどのことがなければ
表立って魔人の力を威圧に利用することはない。
魔人の力はあまりにも強大で危険だからである。
むしろ、魔人に一定の権力や地位を与え、
地方都市や村々の統治を行わせているのが現状だ。
魔人はそれだけの政治的手腕をも身につけていなければ
ならない、とも言える。
 権力と制約、尊敬と恐怖、一見相反する二つを
体現するもの、それが魔人である。

 先述した魔人の教育機関は、現在、モレタ島に
2か所ある。
ひとつは、首都ツゥオムにある専門学校、
もうひとつは、島西部にあるズミリマタ聖堂である。
ツゥオムの専門学校は、国を代表する教育機関であり、
また議会直属の機関ということもあり、
その出身者の多くが国の重要な役割を担っている。
しかし、ズミリマタ聖堂の方が長い歴史と伝統をもち、
これは、イリーバ魔法学校が同様の理由で高い評価を
得ていることと同じだが、
ズミリマタ聖堂で学んだ魔人の方が、
より尊敬と畏怖を集めるのも確かである。
力と知性と徳を併せ持つ魔人にのみおくられる
特別な称号「聖者」を与えることができるのも、
ズミリマタ聖堂である。
 これらの場所が物語に登場するのはまだずいぶん
先であるし、そもそも魔人が話の中心になること自体、
まだまだ先である。



拍手・感想をいただいています。
ありがとうございます。
オーデルさんはたぶん、まわりを巻き込む
何かのちからを持っているんですよね。
本人が気づいているかは別として。
きっとザーレさんは間近でそのちからを
感じていて、いろんな意味で放って
おけないんじゃないかな、と。
ただ単に、オーデルさんのことが
好きすぎるだけかもしれませんが。

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更新のお知らせ。

短編に1作

『水源のアリエ・第5話』

を追加いたしました。
 1年数ヶ月ぶりの新しいお話です。
やっと書けたーけどーまだまだ書きたいー書き足りないー
ザーレさんの恋のライバル登場とかー
ルねぇさんの意外な行動とかー
おもらしとかおもらしとかー
細々とのんびりと、できればなるべく
間を開けずに書きたいなぁと
思いつつ。つつつ。



拍手をいただいています。
ありがとうございます。

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魔法学校女子寮より。44

オーデルさん:はぅぅ、おトイレ行きたいですぅ。
       でももうちょっとで授業終わりますぅ、我慢ですぅ。

生徒さんA :えーと、液体の単位はCCだよね、しーしー。

オーデルさん:しーしーって言われると、なんだかおしっこしたく
       なっちゃいますぅ。

生徒さんB :恣意の読みは、そうだ、しいだ、しーしー。

オーデルさん:はぅぅっ! が、我慢ですぅ。

生徒さんC :16になる掛け算は、4×4だね、しーしー。

オーデルさん:んんっ! だめですぅ!

生徒さんD :ちょっと! 声大きいよ! しっ! しーしー。

オーデルさん:ひゃ、ここまで我慢したんだから、あとちょっと!

生徒さんE :歯になんか挟まって気持ち悪いなぁ。しーしー。

オーデルさん:だめ、だめですぅ! まだ出ちゃ、だ、め、、、

生徒さんF :Oh I see,しーしー。

オーデルさん:も、もう限界ですぅ、、、

生徒さんG :わ! なにこの虫! しっしっ! しーしー!

オーデルさん:しーしー、しちゃいますぅ、、、

生徒さんH :A,Bの次は、Cと。合ってるね、しーしー。

オーデルさん:し、しぃぃぃぃぃ、、、、ぐすん。

ザーレさん :それで、我慢できなくなっちゃった、と。

オーデルさん:はい、、、

ザーレさん :よく頑張りました。よし44(よし)。

 お分かりいただけただろうか。



拍手、感想をいただいています。
ありがとうございます。
相思相愛で一つ屋根の下。
けれど、恋人同士としての付き合い方を
知らない二人。
甘酸っぱい出来事のひとつやふたつみっつよっつ!
考えていてとても楽しいです。
翌日の授業中に、というのは
いいですね。
オーデルさんはやっちゃうな。
間違いない。

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