久しぶりに児童書紹介に一冊、
『うんちしたの、だーれ?』
を、追加いたしました。
内容はタイトル通りです(笑)
低学年向けの教育番組として、10年以上にわたり
テレビ放送されている人形劇、
『ざわざわ森のがんこちゃん』
シリーズの一冊です。
小学1年生の、恐竜の女の子「がんこちゃん」と、
彼女をとりまく友達や家族、大人たちのお話。
今回の主役は引っ込み思案のカタツムリの女の子、
「ツムちゃん」。カタツムリなのに女の子、というところに
若干ひっかかりを感じますが、そういうものなのでしょう。
3日もお通じがなくて困っているツムちゃんに、
がんこちゃんは便秘に効くという薬草を教えます。
さっそく薬草を口にするツムちゃん。効果はすぐに
現れますが、折しも授業中。恥ずかしくて言い出せません。
なんとか授業中は我慢できましたが、
結局トイレで用を足すことはできず、
校庭の草むらでしてしまいます。
ただでさえどきどきのツムちゃんでしたが、
そこへ友達が遊びにやってきて…、
と、我慢描写に加え、「しちゃったあと」についての
描写もあり、なかなかの読み応えです。
児童書でも「大きい方のおもらし」をきちんと扱っている
ものは、比較的少ない印象です。
がんこちゃんシリーズは人間じゃないですけれど。
蛇足ですが、人形劇版でツムちゃんの声を
演じていらっしゃるのは、日高のり子さんだそうです。
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